新緑が鮮やかな季節になりました。
御船山の神奈備全体が清々しい香りに満たされます。
樹齢3000年の武雄の大楠もより一層生命力が溢れ、新葉から差し込む木漏れ日が訪れる人を優しく包み込んでくれます。
神道には「常若」(とこわか)の精神・思想があります。
これは、昨年、伊勢の神宮で行われた式年遷宮に象徴されます。20年に一度神殿を造り変え、神様には清浄な新宮にお遷りいただくことで、御神威の変わらぬ瑞々しさと更なる高まりを願う日本人の心を反映したものです。
いつも青々としている常緑樹は、生命力や繁栄の象徴と考えられてきました。神社の境内によく植えられている楠や杉、玉串で用いる榊などの常緑樹はまさに「常若」を体現しているといえます。
新緑は6月上旬頃までです。皆様も武雄の大楠の輝かしい御神威を是非お受けください。
境内のもみじも透き通るような青々とした新葉をひろげています。