火は古来より神聖なものとされ、人々の心身に知らず知らずのうちに付く罪穢れを祓い清める力を持つものとして考えられてきました。
この日は、19時30分より本殿で祭典を行い、御神前に於いて古式ゆかしく火鑚の儀が執り行われます。火鑚具により採火された御神火は、境内に設けられたお山に点火され、神職が大祓詞を奏上します。
参拝者は、古くなった神札や御守などを神社に持ち寄り、御神火によって焼納します。そして、この火にあたり一切の罪穢れを打祓い、一年間大神様の御神徳によって平穏無事に過ごせたことを神恩感謝し、来る年の幸せを祈念します。