参拝の手順

参拝の手順について

初詣や人生儀礼、旅先などで神社に参拝する機会は何かと多いと思いますが、参拝の作法については知っているようで意外と知らないものです。
昨今、皆様から参拝の作法についての問い合わせをいただくようになりました。ところが、参拝の作法には神社や地方によって特色があり、厳格な決まりはありません。
しかし、思いが真剣であればあるほど、丁寧な作法を心掛けたいと思うのは至極当然なことです。そこで、一般的な参拝作法についてまとめました。作法にとらわれるあまりに、お参りが出来なくなれば本末転倒ですが、作法は気持ちを表すものです。参拝の際に皆様のお役に立てていただければ幸いです。

front1【参拝の流れ】
一、鳥 居

鳥居をくぐる際には、神域に入ることを意識し
軽く一礼をします。

二、参 道

鳥居から社殿まで続く道を参道といいます。
参道の真ん中は正中(せいちゅう)と呼ばれ、御神前に準じて尊ぶべき場所です。
なるべく正中を避けてお進みください。

三、手水舎

手水をとり心身を清めます。手水は、水を用いて罪や穢を洗い清める、簡易な禊になります。【手水の作法はこちら】

四、拝礼

まず本殿で日頃のご神恩に感謝を申し上げ、最後にお願い事をします。【拝礼作法はこちら】

五、大楠

樹齢3000年の大楠は、神の隠れ住まう山「神奈備」の深い神域に御座います。
再度、二ノ手水舎で手水をとり、敬虔な気持ちで心静かにお詣りください。

六、授与品

おみくじや御守は、参拝の後にお受けください。